• 月島もんじゃ焼き

    小麦粉を溶いた生地にキャベツや具材を混ぜ鉄板で焼く東京下町のソウルフード。

    江戸時代の駄菓子屋で供された「文字焼き」が起源とされる庶民派グルメ。 生地を鉄板に流し込み、ヘラで刻みながら香ばしく焼き上げる独特のスタイルが特徴。 明治以降、月島地区に専門店が増加し現在では60軒以上が軒を連ねる。 トッピングは明太子・もちチーズ・海鮮など多彩で、カスタマイズも楽しみの一つ。 熱々を小さなヘラでそのまま食べるスタイルは会話も弾み、地元客にも観光客にも愛される。

  • 江戸前そば

    香り高い細打ちの二八そばを辛めのつゆで手早くすする粋な江戸流。

    そば切り文化が花開いた江戸時代、忙しい町人に合わせた速食スタイルとして発展。 小麦2割・そば粉8割の二八が主流で、のど越し重視の細麺。 濃口醤油と本枯節で取る辛めのつゆに少量だけ麺を浸し、香りを楽しむのが江戸の粋。 せいろに加え、温かい「かけ」「鴨南蛮」も人気。老舗では酒肴とともに〆にそばを出す文化が残る。

  • 深川めし

    アサリと葱を味噌仕立てで炊き込んだ漁師町・深川発祥の郷土飯。

    江戸湾に面した深川地区で漁師が船上で簡便に作ったことが起源。 剥きアサリと刻み葱を味噌で煮込み、炊き立てご飯にぶっかける汁めしスタイルと、 具ごと炊き込む炊き込みご飯スタイルの二系統がある。 磯の香と味噌のコクが絶妙で、江戸情緒を感じる家庭料理として親しまれている。

  • 東京醤油ラーメン

    鶏ガラと豚骨ベースの澄んだスープに中細縮れ麺、香ばしい醤油ダレが決め手。

    1910年創業の「来々軒」を源流に全国へ広まった東京スタイル。 動物系と野菜をじっくり煮出した透明感あるスープは、キレのある醤油ダレで引き締まる。 具材はチャーシュー・メンマ・海苔・ネギの王道。 昭和の懐かしい味を守る老舗から、現代的アレンジを施す新進店まで幅広い。

  • ちゃんこ鍋

    相撲部屋直伝の栄養満点鍋料理。鶏ガラ出汁に野菜と肉を豪快に煮込む。

    両国を中心に力士が食すまかないとして発展。 鶏を使用するのは「四本足(負け)を付かない」験担ぎが由来。 野菜や豆腐、つくねをたっぷり入れ、〆は雑炊やうどんで余さず味わう。 現在は味噌・塩・醤油・ちゃんこダシなどバリエーション豊富。