• 鰹のたたき

    わら火で豪快に皮目を炙ったカツオを薬味と塩やタレで味わう高知県の代名詞的料理。

    黒潮が育んだ戻りガツオを高温のわら火で一気に炙り、藁の香ばしさを身に閉じ込めるのが土佐流。厚めに切った切身をニンニクやネギ、ミョウガなど薬味とともに塩で食べる“塩たたき”が近年人気だが、タレにくぐらせる伝統スタイルも健在。高知市ひろめ市場では職人による実演焼きが見られ、県内各地で漁師町ならではの豪快な盛り付けが楽しめる。

  • 皿鉢料理(さわちりょうり)

    直径45cm前後の大皿に刺身や寿司、揚げ物、果物まで山盛りに盛り付けた宴席料理。

    土佐人の宴“おきゃく”に欠かせないごちそうで、大鉢一枚をみんなで囲み取り分けることで自然と会話が弾むのが特徴。海の幸のほか季節野菜の天ぷらや押し寿司、羊羹など甘味も同居する豪快な盛り付けは見た目も華やか。桂浜や高知市内の料亭では要予約で体験でき、冠婚葬祭から家庭の祝い事まで幅広く受け継がれている。

  • 鍋焼きラーメン

    土鍋でグツグツ煮立った状態で提供される須崎市発祥の醤油鶏ガララーメン。

    鶏ガラベースの澄んだスープに細めのストレート麺、親鳥チャーシュー、生卵、ちくわが定番トッピング。土鍋の余熱で麺が伸びる前に一気に食べるのがツウの流儀。昭和20年代に屋台で提供されたのが始まりとされ、現在は須崎市内に20軒以上の専門店が点在。寒い季節に体の芯から温まる一杯としてリピーターが多い。

  • うつぼのタタキ

    外はパリッと中はふわふわ、淡白でコラーゲン豊富なウツボを炙った珍味。

    高知ではウツボ漁が盛んで、漁師料理として親しまれる。骨切りした切身を皮目から強火で炙り、ポン酢やおろし生姜でいただく。ゼラチン質の皮はプルッとした食感で美容食として女性人気も高い。水族館で見る姿とのギャップに驚きながら味わうのも土佐旅の思い出になる。

  • ごめんうどん

    400年以上の歴史を持つ南国市の郷土麺。コシの強い細麺と黄金色の出汁が特徴。

    戦国時代に長宗我部氏が讃岐から製麺技術を移入したと伝わり、現在も地元4軒の製麺所が伝統を継承。小麦胚芽を多く含むためほのかな甘みと香りがあり、素朴ながら深い味わい。冷やしでも温でも美味しく、土産用乾麺も人気。